ベアレンの「ザ・デイ」シリーズ第三弾は、雫石工場稼働から1周年を迎えた2020年5月に限定ビール(約1年間のリリース)として発売された。そのビール「アロマティックセッションラガー」についての話をしたい。
1)「セッション」ビールって何だろう?
伝統的なビールのスタイルで有りならが、アルコール度数は低め、というもの。
(ざっくりですが・・・。日本地ビール協会「ビアスタイル・ガイドライン 1208」参照)
この定義をもとに、いくつか説明をしたい。
最近のセッションビールについて
よく見受けられるのは「セッションIPA」というスタイルのビール。IPA自体は、本来インディアペールエールといって、大航海時代に英国からインドに向けてビールの保存性を高めるためにホップを大量に使用し濃いめに作られたビールが作られていた。
保存性を高める、ということは、「ホップを多く使用する」または「アルコール度数を高くする」のどちらか、または両方必要だったが、近年では物流が飛躍的に良くなったので保存性を高める、という理由がなくなり、様々なビールの派生スタイルが生まれてきた。
その中の一つが、セッションIPA(ホップが効いた、低アルコールのエール)といえる。
次回「2)セッションするビールが何か?で会社の軸が見える」
2020年8月18日 高橋司
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