2015年を振り返る。

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「つなぐビール」は2015年9月に出版されたので、この著書で書かれているのは2015年の夏までの出来事である。この年は4月に「世界に伝えたい日本のブルワリー」で日本一に輝き、コンペティションに参加しない当社にとっては初ともいえるクラフトビール業界での受賞となり、社内が沸き立ったのを覚えている。このコンペティションに参加しないという方針はビールにおいては今でも続けており、すべての鑑評会で一度も出品したことがない。しかし、2014年に果実酒免許を取得して発売したサイダー(リンゴのお酒)は、2018年からフジシードルチャレンジに出品している。このことは改めていつか書きたいと思う。

2015年11月には「つなぐビール」出版記念パーティを開催した。ちゃんとやるのが苦手なベアレンだが、この時は発起人を立て、盛岡グランドホテルで盛大に行った。もう著書の出版なんて今後ないかもしれないので、私のたっての願いだった。

数百名もの方々にお越しいただき、結婚式以来?の主役の座に満面の笑みの自分を思い出すが、すべて知っている人ばかりでこの人間関係が私の財産だな、と改めて思った。今、同じことをしたら何人の人に集まってもらえるのだろう。

このパーティではスタッフが最後にサプライズを用意してくれていた。当時7歳の愛娘からの花束贈呈である。家族が来るなんて全く聞いていなかったので、正直驚いたが、あまりの人の多さに娘が泣き出してしまい、舞台まで上がれないという落ちが付いた。まあ、それもよい思い出である。ちなみに娘の内向的な性格は今も変わっていなく、休みの日は一日中、一人で部屋にこもっている。呼べば出てくるので引きこもりではないが。。。

起業して今年でちょうど20年になる。この20年で何度か感じたことはステージが変わるタイミングがあるということである。売上の推移だけを見ると、ずっと右肩上がりの坂を上ってきたようで、階段を上がっているようなジグザクではないが、その中にいくつかのステージの変化を感じる。その一つがこの2015年だった。日本一をとったことも、「つなぐビール」を出版したこともその要因だろうが、一つ一つの企画への反応が変わった、つまり反響が今までと違って大きくなったのを感じた。

工場前のビール祭りは、昨年はコロナ禍で中止にせざるをえなかったが、この年から4日間開催になり、一昨年までも毎年4日開催が定着した。人気の日程は数日でチケットが完売になる日もあり、日数を増やせばもっと人が来そうだが、スタッフがとても対応しきれないので4日で定着している。

このようにこの20年の中で、「あれ?今までと反応が違うな」と思う変化を何度か感じてきている。この年はまさにその変化を感じた1年のうちの一つだった。たいていそう感じたときは次のチャレンジをしたくなるものである。次回はチャレンジの2016年を振り返ってみたいと思う。

ブログ連載開始記念!「つなぐビール」を5名様にプレゼントします。

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2021年2月26 日 嶌田洋一

著書「つなぐビール」についてはこちら

https://www.tsunagu.beer/

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