ベアレン チョコレートスタウトヴィンテージについて

毎年、2月になるとバレンタイン商戦が始まる。
ベアレンが、この商戦の終わり際の2月上旬に発売するのがベアレンチョコレートスタウトヴィンテージだ。

ベアレン チョコレートスタウトヴィンテージとは

チョコレートスタウトの濃厚ヴァージョンの高アルコービール。
仕込みの際に、煮沸で濃縮した麦汁に糖を加え、アルコール度数を上げている。
そのため、重厚で深みのある味わい。飲んだ後にはアルコールも感じられ、決してゴクゴクは飲めない。しっかり向き合いながら飲むビールといえる。

重厚感があるからこそ、楽しめる「ペアリング」

ワインの世界では、食事とのペアリングも大きな楽しみになっている。
(ビールの世界でも当然ながら軽んじることはできないとは思うが・・・)
この濃厚なビールの場合は、ゆっくりと温度変化を楽しみながら食事との相性を考えるのも楽しい。一般的には肉料理がよく合うと思うが、そこまで気張らなくてもいいのがビールの気軽さとも言える。個人的には、乾煎りした無塩ナッツなどがカジュアルに楽しめて丁度いい。

長期熟成を見据えた製造

「製造日より3年のご賞味をおすすめします」
ラベルに表示されている文面だが、これは3年程度の熟成には耐えうる、ということを表している。
一般的に、アルコール度数が5%程度のビールは、10%以上のワインやウィスキーに比べ品質変化が早い。なので、通常の場合は1年を超えてくると、(スタイルや保管状態による個体差はあるが)明らかに作り手の意図した味わいからかけ離れてくるので、1年程度に設定されている。(ベアレンは製造から一年以内のご賞味を勧めている)
しかし、一方では時間をかけることで作り手が想像する味わいを超えることもある。それが、熟成の楽しみだろう。

ビールにもある「熟成」の楽しみ

そういう、熟成の楽しみを提案しているのがチョコレートスタウトヴィンテージ。
ロースト麦芽を多く使用しているビールだけに経年変化における酸化傾向がロースト香を落ち着いた上品なまろやかさに仕上げていく。変化の楽しみは、変化の前を知ってこそ。故につい複数購入してしまう酒好きだが、熟成感を楽しむお酒としては、リーズナブルなビールだと私は思う。

2021年2月4日 高橋司

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