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※写真は育休中スタッフの様子を伝える社内報
男性育休100%宣言から2年、ベアレンでは今年に入って男性育休取得者が続出しています。半年以上の長期で2名、1か月程度の短期が1名、そしてこの先にも長期での取得予定者が1名います。全員、男性です。
男性に限りませんが、当社の育休ルールをいくつかあげましょう。
その1:育休の人の仕事はみんなで協力してカバーする。基本、育休の人員補充はしていません。休む人の仕事をまずは他の人がやれないか、もしくは社内でカバーしあえないか検討します。業務の属人化を避けることができ、良い仕事の棚卸になっています。
その2:完全にスイッチオフにしない。可能なら少しでも仕事にかかわりをもちながら休む。
意外に知られていないと思いますが、休業中でも仕事をしていいんです。最初の半年の育児休業給付金は直近の給与の3分2ですが、8割を超えないのであればこの給付金をもらいながら仕事ができます。ですので当社でも本人が希望すれば、少し仕事をしてもらいながら休んでもらっています。そのほうが復職の時にスムーズですし、孤立感も感じにくくなります。
その3:休むときはお互いさま。気持ちよく休業に入ってもらえるように、スムーズに戻ってきてもらえるように雰囲気を作ろう。これはルールということではありませんが、こういった雰囲気ができてきたのは一番の収穫だと思います。休む人は周りが思う以上に気が引けるもの。でも、いつ自分がその立場になるかわかりませんし、お互いさまの気持ちを忘れずに気兼ねなく休める雰囲気作りに配慮しています。
男性育休と当社ではまとめて呼んでいますが、短期(おおむね1か月以内)の人は自身の有給休暇を使うことが多いので、厳密には育休ではないかもしれませんが社内では育休として有給休暇を取得してもらって周囲もその理解です。
長期(1か月以上1年以内)は育児休業を取得して、その間の収入は育児休業給付金を申請します。額は上記の通りです。この2年のベアレンの実績では短期3名、長期2名、そして年内に長期の予定が1名となっています。
注意しなければいけないと思うのは期間です。女性の場合は育休の前に産前産後休暇がありますので育休の期間がずれることはないですが、配偶者の出産に合わせて育休を取ろうとしている男性は、配偶者の出産日によって日程がずれてしまいます。もろもろ準備をして引き継ぎも進めていたら2週間も早く出産となり、慌てて休みに入り引継ぎがうまくいかなかったり、逆に出産予定日に育休に入ってもなかなか生まれずに、結局、予定していた育休期間が延びてしまったりといったケースもありました。時期の特定は今後の課題かなと思います。
これから当社でも介護休業のスタッフも増えるでしょう。テレワークの導入も進めていますし、外部との連携も必要となってくるでしょう。様々な可能性を模索しながら、様々な立場の人が働きやすい、そして生産性を向上させて行ける職場造りをこれからも模索していきたいと思っています。
※少しの間、お休みします。次回のテーマを選定中です・・・
ベアレン醸造所 専務取締役 嶌田洋一
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