岩手県のクラフトビールは約12%の伸長

岩手クラフトビールアソシエーション(ICA)は、岩手県内の全ブルワリーの2023年度(2023年4月~2024年3月)のビール+発泡酒の出荷数量をまとめました。これによると、県内クラフトブルワリーのクラフトビール出荷量は「約1800KL」で前年比は112%となりました(図-1)。

(図-1) 県内クラフトビール出荷量推移

国内の飲酒傾向

酒類の課税移出数量は、平成6年度をピークに減少を続けており、日本ではアルコール離れが進行しています(図-2)。

(図-2) 酒類課税移出数量の推移【引用元:国税庁課税統計】

岩手県のクラフトビール市場

その中で岩手のクラフトビールは二桁の伸びを示しており、アルコール離れが進む日本の中にあって数少ない成長分野となっています。上記数量のおよそ半数が県内で消費されていると推計すると、令和4年度の岩手県のビール消費量※の「約3-4%」にあたります。正確な市場シェアとは言えませんが、全国のクラフトビールのシェアは1-2%と推計されていますので、岩手県は全国の中ではクラフトビールの消費が比較的多い県と言えます。(※国税庁の酒税資料より、R4の岩手県のビール+発泡酒消費量は26,209KL)

ICAでは今後、様々な取り組みを通して、さらなる県内クラフトビールの普及促進と品質向上に取り組んでまいります。

岩手クラフトビールアソシエーション(ICA)

2024年4月、岩手県内にあるクラフトビール事業者全15社(開業予定も含む)から構成する「岩手クラフトビールアソシエーション」を設立しました。本団体は、県内ブルワリー同士の交流や情報交換、勉強会などを通して、クラフトビールのさらなる品質向上や需要拡大、普及を目的としています。

▼構成
株式会社ベアレン醸造所、世嬉の一酒造株式会社、315BEER、株式会社BrewGood、株式会社遠野醸造、株式会社あさ開、陸前高田マイクロブルワリー、株式会社トルクスト、ヘリオス酒造株式会社 沢内醸造所、ノイモンドブルーイング、さくらブルワリー、株式会社グッドワンリフォーム、上閉伊酒造株式会社、泉金酒造株式会社、株式会社太極舎  ※順不同

【掲載記事はこちら】
日本経済新聞

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