「オブチキ」って何?
オブチキとは、キングオブチキン(King of Chicken)の略。頭はニワトリ、身体は人間という設定で、基幹産業であるブロイラーをモチーフにしたキャラクター。チキン王国九戸をPRするため、九戸村商工会青年部が立ち上げた「キングオブチキン(略して「オブチキ」)プロジェクト」から誕生した九戸村非公認キャラクター。非公認でありながら行政を動かして「キングオブチキン(オブチキ)感謝祭」を開催したり、スーパーファンクバンド「ザ・トリフターズ」を結成したりと、その勢いは止まるところを知らない。
九戸村をどうしても盛り上げたい!
オブチキからの打診で、このビールの製造が始まった。最初に打診があったのは2020年。
ベアレンが直営レストランで「唐揚げ選手権」という企画で、九戸村の鶏肉を使用していたのが始まりだった。当時、九戸村の鶏肉を使うならば、オブチキを使って「鶏肉にあうビール」を作って村を盛り上げたい、という想いから生まれたコンセプト商品だった。
1,000本限定から1タンク製造の企画へ
10月29日が「鶏肉の日」という継続性があり、地域性があり、何より人口約5300人の村で自分たちが盛り上げる、という熱意にベアレンが共感したことから始まった「オブチキ」ビール。2021年当初は1,000本限定で九戸村限定販売だったが、地元を中心に需要が高まり現在では1タンクを仕込み専用のビールとして毎年リリースしている。
オブチキレッドラガーについて
レッド麦芽を使用し、ホップはジャーマンカスケードを使用。淡白な鶏肉の味わいを引き立てるバランスに仕上がっている。個人的なおすすめは唐揚げとのペアリングだが、レモンやかぼすを絞って、柑橘の風味を付けた唐揚げとの相性場抜群。このビールで10月29日(鶏肉の日)を楽しんでほしい。
2024年10月22日 高橋司
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