ビア&ヴルストベアレン開店

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2016年3月1日、ベアレン醸造所の3番目の直営レストラン「ビア&ヴルスト ベアレン」がオープンした。初の駅ビルテナント店である。

コンセプトはちょっとした時間でも気軽にベアレンが楽しめるお店、ドイツのインビスを参考にソーセージも気軽に楽しめるお店として、店名もビールとソーセージの意味のビア&ヴルストとした。

駅ビルテナント店なので、午前10時開店である。私はこの日は終日、お店にいるつもりであったので朝一でお店に出社し、スタッフと一緒に開店の準備をした。シャッターを開けるとすでに何人かのお客さまが待っていてくれた。午前10時、開店の挨拶をして扉を開けると次々とお客さまが入ってくる。この日は平日の火曜日、朝から・・・ありがたい限りだ。

店内は逆L字のスタンディング用のカウンターに、ハイチェアーのテーブルが並ぶ。スタンディングでぱっとビールを気軽に飲めるスタイルを想定した。ビールはもちろんベアレンを中心に6タップを樽生で、フードはソーセージを中心に手軽なものを何種類か用意した。

朝から多くの人でにぎわった店内はお昼に近づくに従って、人数も減り、お昼には駅ビルの担当者さんらが数名で来てくれたが、ちゃんとしたランチメニューもなかったので、パンにソーセージという軽いランチになってしまい申し訳ないなと思った。

午後には一時ノーゲストになってしまい、先行きの不安を感じたが、夕方にはお客さまが入り始めてピーク時にはスタンディングで2重3重に人が重なる大盛況となった。スタッフも初めてでパニックに陥りがちになったが、3回目の開店でこれまでの経験が少しは生きたようだった。

このように順調な滑り出しをしたビア&ヴルストであったが、すぐに課題が浮き彫りになってきた。まず何といっても日中にお客さまが来ない。朝からビールを飲む人は盛岡ではまだまだ少ない。というよりいない。夕方になるとそこそこ来店があったが13時間の開店時間(午前10時~午後11時)のうち、にぎわうのは2-3時間、人員の効率化が課題になった。

その他にも様々な課題が浮き彫りになってくる。駅ビルテナント店の集客の恩恵は受けながらもその厳しさが目の当たりになってくる。次回はそんな課題山積の店舗経営と同時に起きた大きな出来事について書いていきたい。

2021年2月19日 嶌田洋一

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https://www.tsunagu.beer/

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