ミッケラー×ベアレン クールシップウィーンラガーについて

ミッケラーといえば、世界に名のしれたクラフトブルワリー。クラフトビールの業界では知らない人はいないのではないだろうか。そんなブルワリーとのコラボビール。ベアレンが何故コラボをしたのか?というより企業規模からすると、ミッケラーが何故ベアレンとコラボをしたのか?という方が疑問かもしれない。

そもそもミッケラーとは

そもそも「ミッケラー」を知らない人のために、少しだけ説明をする。
ミッケラーは、自ら醸造設備を持たずレシピを持ち込み、他社でビールを作ってリリースをする、という独自スタイルを始めたブルワリー。いわゆる「ファントムブルワリー」として常にチャレンジングなビールを作り続けているブルワリーとして知られている。

「日本国内で一番うまいラガービールを造る醸造所を探していた」

ミッケラージャパン代表のハミルトン氏が、日本国内においてコラボレーションの対象として条件にしていたのが、日本国内で一番うまいラガービールを造る醸造所だ。
その中で、選択肢にはいっていたのがベアレン醸造所だったというわけだ。

ハミルトン氏も驚きのヴィンテージブルワリー

国内で唯一、世界でも珍しくなった「クールシップ(麦汁冷却槽)」が使えるベアレン醸造所に、何故ここに?こんな設備が?という驚きが彼にはあったらしい。当然、この設備が使えれば今までには無い、「ミッケラー」が作れるし、ベアレンとしても「ベアレンらしさ」が表現できる。そういった両者の意見が一致しコラボレーションビールが実現した。

クールシップにおけるドライホッピング

クールシップにおけるドライホッピング。ドイツから空輸した2020年産の生ホップを贅沢に投入。

ビールのスタイルは「ウィーンラガー」。ベアレンの「百年麦酒」と同じスタイルだが、決定的に違うのが、2020年に収穫されたドイツ産の生ホップを空輸し贅沢に使用。しかもクールシップでドライホッピングをしている、という点だ。一般的には、仕込釜で麦汁を煮沸する時にホップを投入し、香りや苦味を抽出する。
また、近年のクラフトビールでは、「ドライホッピング」として貯酒タンクなどでさらに「追い鰹」ならぬ「追いホップ」をする場合もある。
しかし、このミッケラー☓ベアレンウィーンラガーはそのどちらでもなく「クールシップでの麦汁冷却時に生ホップで香りをつける」という方法。本来ならば、こういった製法についてはあまり開示することは無いが、そもそも真似できないだろう、ということで今回は、その珍しさも合わせて共有してみた。
デンマークのミッケラー本社にも出荷することになっているため、日本国内の出荷数量もかなり少ない。気になる方は、早めの購入をおすすめしたい。

2021年3月16日 高橋司

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